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模擬刀製作事例(部品支給)京都府Y様

執筆者の写真: 店主
店主
10 分前
読了時間: 2分


模擬刀製作

■前回の鞘合わせから、今回の模擬刀製作へ


以前、京都府Y様より、

大刀模擬刀の鞘のみを現物合わせでご依頼いただきました。

前回は、懸念されていた切っ先側の遊びを現物合わせにより調整し、

納刀時の不安を解消することができました。

その仕上がりにご満足いただき、

今回は模擬刀脇差の製作についてご相談をいただきました。


■当初は刀身と鞘をお持ち込みの予定でした


当初は、お客様がお持ちの刀身と鞘を使用して仕立てるお話でした。

しかし、他社製模擬刀の場合、既製の柄木がそのまま合うとは限りません。

柄木の適合確認や合わせ込みが必要になると

結果として費用が割高になることもあります。

そのため今回は、元の刀身と鞘を活かす形ではなく、

部品支給による模擬刀脇差の製作へと切り替えることになりました。


模擬刀製作

■刃渡り一尺六寸から一尺五寸へ


刃渡りについても、当初は一尺六寸で承っておりましたが、

この寸法では特注扱いとなります。

費用とのバランスを考え、規格品に収まる一尺五寸へ変更いたしました。

柄の長さについても、完全に自由な寸法で製作できるわけではなく、

元になる合わせ柄木の型があります。

そのため、使用できる型の範囲内で、居合道で扱いやすい形に整えております。


模擬刀製作
模擬刀製作

■こだわる部分にはしっかりと


一方で、こだわる部分にはしっかりと予算をかけました。

今回はお客様のご希望により、親鮫を使用。柄巻きは革巻き仕様です。

また、金具には真剣にも用いられる本歌の金具を使用しております。

模擬刀ではありますが、拵としての雰囲気や手にした時の

質感にもこだわった内容となりました。


模擬刀製作

■規格品を活かし、こだわりを形にする


すべてを特注にして費用を上げるのではなく、

規格品を上手く活かしながら、こだわりたい部分に予算を回す。

今回の製作は、そのバランスがよく出た事例だと思います。

模擬刀であっても、居合で使用する場合は、寸法や柄の具合、

鞘との納まりが大切です。見た目だけでなく、

実際に手に取って扱う道具として整えることで、

安心してお使いいただける一振りになります。

このたびもご依頼いただき、誠にありがとうございました。


■模擬刀・居合刀のご相談について


御刀商 彰組では、模擬刀・居合刀の柄巻き、鞘合わせ、

各種修理のご相談も承っております。

内容や部品の適合により対応方法が変わりますので、

まずはお写真を添えてご相談ください。


模擬刀製作
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