趣味のナイフを購入:冷徹な鋼鉄「LARGE LUZON」(Cold Steel)
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- 3 時間前
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■忘れられなかったルソン
中古委託で出会った一本が忘れられず、とうとう正規品を迎えました。
■珈琲屋夢庵のご縁と、委託のナイフたち
関市にある自家焙煎の喫茶店「珈琲屋夢庵」で知り合った常連仲間の Y島さん から、
ある時「ナイフを整理したい」として、かなりの本数(50本以上)をお預かりしました。
超大型のものは無理に動かさず、
まずは手ごろなものからヤフオクストアで手売りしていく形に。
そのラインナップの中で、ひときわ“道具として割り切った迫力”があったのが
Cold Steel の「LARGE LUZON」。
そしてこれが、真っ先に売れていった一本でもあります。

夢庵マスターから“撮影に使って”と貰った、
グアテマラ豆の麻袋。冷たい鋼に、コーヒーの気配。
■「ゴツい」—最初の一言
初めて触った印象は、ひと言で 「ゴツい」。
小サイズも揃っていたので見比べたのですが、ラージは迫力が段違いで、
サイズが価値の一部になっているナイフだと感じました。
■刃渡りをフォルダーにする面白さ
開閉の感触そのものは、良くも悪くも「普通」。
ただ、この刃渡りなら本来はフルタングのシースナイフにしたくなるところを、
あえてフォルダーに落とし込む。そこに心意気というか、“面白さ”がある。
そして個人的に刺さったのは、美術的な要素がほぼゼロな点でした。
飾るためじゃない。格好つけるためでもない。
ひたすら「デカい道具」。そこが良かった。
■買うと決めた日
委託品は先んじて売れてしまいましたが、正直、手元に置いておきたかった一本でした。
ずっと頭の片隅に残っていて、今回あらためて検索したらすぐに流通品が見つかった。
「流通しているうちに買おう。」
そう決めて、注文。
決して余裕のある買い物ではありませんでしたが、これは自分へのねぎらい。
趣味として、一本迎えました。



■届いたルソンを眺める
良かったところは、とにかく 大きさ。
そして グリップのデザインと質感。質実剛健です。
グリップの意匠は、竹にも見える。ポリマー樹脂らしいので耐久性も高そう。
一方で、ブランドロゴが少し傾いている個体で(目の錯覚?)
良くも悪くも「チャイナクオリティ」も感じました。
日本製のような緻密さはありません。
使い倒す予定はなく、これは 家でたまに出してニヤニヤするための一本。
そういう付き合い方がちょうどいい気がしています。
触っていて感じるのは、熱ではなく冷たさ。だからこそ、妙に落ち着く。
■自宅保管専用という約束
刃長が長いフォルダーなので 自宅保管専用。
日本では、正当な理由なく持ち歩くことはできません。
■ご縁は、刃の向こうに残る
Y島さんは、ある日突然カフェに来なくなりました。
マスターが取り置きの生豆の件で電話したところ、
番号はすでに別の方のものになっていたそうです。
事情は分かりません。けれど、何かがあったのだろうと推測するしかない。
快活な方で、お身体も鍛えていらっしゃった記憶があるので、
なおさら「いつ何があるか分からないな」と思ってしまいます。
委託販売でいただいたご縁は、忘れられません。
仕事で日本刀、趣味でファクトリーナイフ。
どちらも“刃物が好きな人間”の一部です。




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