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ナイフのはなし-Blade Talk 2
今回はナイフに限ったお話ではないですが、わたくしの随想にお付き合い下さい。 ナイフを含めた「モノの寿命」 ナイフは研げば刃は減っていきますし折れることもあります。 しかし臆せず使いましょう。 減って使い物にならないor折れるor欠ける,修復ができない。 そうなることもあるでしょう。 それはそのナイフ(包丁,刃物,限らずモノ)の天寿なんだと思います。 使わずして朽ちて行ったら錆びて行ったら逆に可哀想。相棒たちは 存分に使っていきましょう。壊れて本望。 次に「モノの縁」縁もあります。見えない力が働いてあなたの元にやってくるんです。 要らないなあ、と思っても持っていて、いつか意外な場面で役に立つパターンもあったり、 使わないから、と人さまに差し上げたらそこで大活躍したり。 「寿命」と「縁」は人も同じですよね。つまり、「モノ」にも「魂」があるんですよ。 活かすもころすも持ち主のあなた次第。 【ひと】と【もの】は流転しています。ご縁を大切にしたいですね。

店主
2019年5月17日読了時間: 1分


休日論-Vacation
史上最大10連休も終わりを告げ、多くの方が現実に引き戻された火曜日。 わたくしは問屋さんからの返信を待ちながらHP更新とコラム執筆中です。 某党がハッピーマンデー法案を通してから、休日に対する意識も 変わってきたでしょうか。昔、高度経済成長期は休日は日曜日だけ。...

店主
2019年5月7日読了時間: 1分


ナイフのはなし-Blade Talk 1
わたくしがナイフを初めて手にしたのは高校生時代。 同級生から買いました。ダイビングナイフ。護身に?とでも 思ったのでしょうか若気の至りです。 それを使って荒れて家を傷つけた傷は今も残っています。 ナイフは凶器です。簡単に人をあやめることもできます。 一方、上手に使いこなせれば、無人島でサバイバルもできます。 原始的かつ普遍的なツールであると思います。 黒曜石を割ったナイフと、セラミックナイフも 本質的には変わりありません。物を切る。その為だけに。 この先の時代も刃物が無くなることはないでしょう。

店主
2019年5月2日読了時間: 1分


改元-New era
昭和64年から平成元年になった時の事を少し思い出し、 比較してみるとこの度の生前退位は素晴らしい事なのだと思います。 昭和から平成は逝去で、沈黙ムード自粛ムードでした。 暗いスタート。それが平成から令和は、もう祝賀祝賀です。 経済効果も凄いことになっているでしょう。...

店主
2019年5月2日読了時間: 1分


関市-SEKI Tradition
コラムとして最初に書きたかった関市について少し。 日本列島のほぼ中心中部地方の海なし県、岐阜県。 戦国期は美濃國(濃州)と呼ばれていました。最初に刀造りが始まったのは いまから約700年前-鎌倉時代に「元重」が移り住んで以降です。 良質な焼刃土、松炭、長良川津保川の水、ほかにも鞘材の朴の木、鞘塗りの漆、等 刀鍛冶にとって恵まれた環境に、やがて多くの鍛冶が集う土地となりました。 刀装の職人もあつまり、関は五箇伝に名を連ねます。 関を一気にメジャーに押し上げたのが「関の孫六」(二代目兼元)です。 彼は「四方詰め」と呼ばれる製法を考案し実現しました。特性の異なる 玉鋼を断面から見て4方向に配置し、中央に芯金を入れます。 切れ味鋭い刃金だけで刀を作っても、 柔軟性に欠けるうえそんな鋼材は希少で数が作れません。 いかにコストを抑えて材料も大切にしていたかがうかがえます。 「四方詰め」は大変に難しい技法で現在では限られた刀鍛冶さんが行っています。 わたくしの友人「二代目兼正」氏もその一人です。 当店では刀を扱う予定ではないので刀の話はこのあたりで。...

店主
2019年5月1日読了時間: 1分


まず初めに-Introduction
みなさん初めまして。店主です。当店で少品種少数ですが刃物を扱っております。 なぜこの「商い」を始めたのか一言で言えば生まれも育ちも住まいも 岐阜県関市だったからです。地場産業は刃物。逆に言えば刃物以外はただの田舎町です。...

店主
2019年5月1日読了時間: 2分
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