サバイバルゲームと刀3

更新日:20 時間前
■ハンドガンという楽しみ方
長物のトイガンについて書いたので、今回はハンドガンを。
サバイバルゲームから離れて以降、試し撃ちをする機会もずいぶん減った。
今では、気が向いた時に少し構えたり、スライドを引いたり、
シリンダーを回したりする程度である。
それでも、手元に置いておきたいと思う一挺はある。
性能だけではなく、仕上げや構造、依頼した時の経緯まで含めて、
自分の中で意味を持つようになった銃たちだ。
今回は、現在手元に残っているハンドガンの中から、
特に思い入れのあるものを紹介してみたい。



■MEU
マルイのMEUをベースに、カスタムガレージBSAさんオリジナルの、
金属感を強く感じる塗装を施してもらった一挺。
内部・外装も少し手を入れていて、PDI製のリコイルスプリングガイド、
ブッシング、精密バレルを使用。
アウターバレルはナイトウォーリアから流用したシルバーのもの。
ハンマー独自形状。スライドストップレバーは、
分解時に抜きやすいようミリタリーガバメントのものに交換してある。
見た目だけでなく、使い勝手や自分の好みに合わせながら仕上げた一挺で、
今では自分の中でガスハンドガンの完成形に近い存在になっている。


■ブロウニング・ハイパワー
マルシン製のHWモデルガン。
骨董銃具店クフィールさんへ初めて依頼した品で、自分にとってはいわば「処女作」。
その後も数々のモデルガンを依頼したが、結局ほとんど転売してしまった。
その中で、このハイパワーだけは最初の一挺として残っている。
ファイアリングピンブロックは粉々になってしまい、パズルのように接着して修復。
現在は動作させないことを前提に、弱装のスプリングへ変更してある。
一時はMk.IIIも欲しくなり、タナカ製をベースに塗装を依頼したこともあったが、
こちらは機関部が壊れてしまった。


■G19X
VOISKY製、中国製の指アクション排莢モデルガン。
この手の製品は登場当初から気にはなっていたものの、
すぐには買わなかった。構造や仕上がりが十分に進化するまで待ち、
このモデルを購入した。
撃つためではなく、スライドを引き、排莢させる。
今の自分には、こういう「触って遊ぶ銃」もかなり合っている。



■クラウン パイソン
クラウン製ガスリボルバーをベースに、骨董銃具店クフィールさんへ依頼した最新作。
最大の特徴は、マルイのエアコッキング・パイソン用カートリッジと
シリンダーを組み込んだこと。
以前からS&W系では同様の加工実績があったものの、
パイソンは構造がかなり異なり、製作には相当苦労を掛けた。
完成して見てみると、なんとハンマーは手つかず。
こちらもそこまで指示していなかったので仕方がないところではあるが、
少し惜しい部分ではある。
過去には、マルイのガスパイソンをマルベリーのカート式にした個体も所有していた。
ただし、そちらはエジェクションロッドが動かない仕様だった。
今回のパイソンは、エジェクションロッドまでライブ。
自分の中では、ようやく「リボルバー枠の完全体」と呼べる一挺になった。

■東京マルイ スナイピングソーコム
東京マルイの固定ガスガン、ソーコム。
フィールドで使っていた頃、砂まみれになったことがあり、
その影響でトリガーバーが曲がって故障した。
普通なら買い直してしまってもおかしくないところだったが、
Xの知り合いにステッピング加工してもらったフレームを捨てるのが惜しかった。
そこでGプロの井森さんへ修理を依頼。
せっかく直すならということで
修理の際には、井森さんのご好意でロングレンジカスタムまで施していただいた。
結果的には、もう一挺買い直せるくらいの金額になったと思う。
それでも、あのフレームを残したまま再生できたことを考えれば、
直してよかったと思っている。
現在はオプションパーツを外し、静かに眠っている。
使わなくなったから価値がなくなったわけではない。
壊れた時に「直して残す」と決めた、その経緯まで含めて手元にある一挺である。
■サブウエポンという立ち位置
ハンドガンは、長物に対するサブウエポンとして扱われることが多い。
日本刀になぞらえるなら、太刀や打刀に対する脇差、
あるいは短刀に近い存在なのかもしれない。
主役ではない。それでも、手元に置かれ、必要な時にはすぐ扱える。
長物とは違う役割があり、それだけで一つの世界を持っている。
自分にとってのハンドガンも同じで、長物の代用品ではない。
小さいからこその凝縮感や、手に取った時の距離の近さがある。
それぞれの一挺に手を入れ、仕上げ、残してきた理由も、そこにあるのだと思う。
■気が向いた時に手に取れるもの
以前は、トイガンを手に入れればまず撃ってみたくなった。今はそこまでではない。
飾って眺めるだけの日もあれば、少し構えるだけの日もある。
ガスを入れて撃つこともあれば、排莢や作動だけを楽しむこともある。
それで十分なのだと思う。
MEUはオートの完成形に近く、パイソンはようやく辿り着いたリボルバーの完全体。
ハイパワーには最初に依頼した一挺としての思い出があり、
G19Xには現在のトイガンらしい新しい面白さがある。
昔のように毎週撃つことはもうない。
それでも、気が向いた時に手に取れる銃がそばにある。
今の自分には、そのくらいの付き合い方がちょうどいい。




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