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日本刀修理 鞘修復(塗り)千葉県S様

  • 執筆者の写真: 店主
    店主
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分


日本刀修理

■遠方よりご来店いただきました


千葉県にお住まいのお客様でしたが、名古屋へ出張された際に足を延ばして

関市までお越しくださり、直接打ち合わせをさせていただきました。


■鞘の状態を確認


拵の修復をご検討とのことで拝見したところ、柄には特に問題はありませんでしたが、

鞘の塗装に傷みがあり、鯉口部品も破損しており、確かに修復が必要な状態でした。


本身は白鞘に収められており、拵の鞘がなくても保管には問題がないため、

今回は鞘のみをお預かりしました。


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■鯉口・鐺と割れの修復


修復にあたっては、破損していた水牛角製の鯉口部品を取り外し、新規製作しました。


鐺は過去に一度欠落したものを再接着されていたようですが、

取り付け位置が適切でなく、キワの塗装にも剥がれが見られました。

そのため一旦取り外し、位置を調整して再取り付けしました。


そのほか、合計3か所の割れを補修し、傷んだ塗膜を一旦剥がしたうえで、

全体を再塗装して納品させていただきました。


この際、下緒も新しいものに交換し、飾り結びを施しました。


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■既存の鞘を生かして再塗装


状態としては、もう少し傷みが進んでいれば、

鞘そのものを新しく製作することもご検討いただく段階でした。


今回は、既存の鞘を生かして修復することができました。


■乾漆石目仕上げをご提案


当初は本漆での仕上げをご希望でしたが、

カシューを用いた乾漆石目仕上げをご提案させていただきました。


石目に使用する粉と、最終的な艶出しには本漆を用いています。


以前、お客様が製作された下地鞘をお持ち込みいただき、

当方で塗り作業のみを行った事例もございますので、下記にリンクを掲載しておきます。



■お客様よりいただいたご感想


納品後、お客様よりメールをいただきました。


「この度はありがとうございました。只今鞘受け取りました。

丁寧な仕上がりに感謝しております。

また何かありましたらお願い致します。

掲載の件、差し控えありませんので宜しくお願い致します。」


今回は、傷みのあった既存の鞘を生かし、

割れの補修と部品の修復、

全体の塗り直しを行いました。


状態によっては新規製作をご提案する場合もございますが、

修復によって再使用できる場合もございます。


この度は遠方よりお越しいただき、

また掲載にもご快諾いただきありがとうございました。


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