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随想 関商工 刀剣科(刀職科)
X(旧Twitter)にて博識なフォロワーさまのポストを拝見して 「関商工(関市の職業高校)にも刀剣科が出来ればいいのになあ」と 深くは考えず繋がりのある市議に投げかけてみた。 返事があるかどうかはわからないが このワンアクションが重要なんだと思う。 なにも動かなければ何も始まらない。 結果は求めていないが何かのきっかけになればいいなあ。 現実問題,高校3年間では一人前にはなれないし ステップアップの専門校も整備しなければならないでしょう。 例えば刀匠さんは国家試験を受けるまで5年の修行が必要です。 全国的に見て,刀剣科の学校を設置できるのは関か長船かどちらかでしょうか。 講師は近隣の専門職の職人さんにお願いするとして 座学も並行しで学び 個人事業主としての経営ノウハウ,昨今で言うなら HP製作やSNS運用も学んでいって最終的には独立運営できる職人さんを 育てていくのが時流に添っているのではないでしょうか。 以下余談 この夏休み期間中に 近所の小学生の男の子が 自由研究で「木製の日本刀を作る!」って頑張っていたので 参考にどうぞってB級の模擬刀身

店主
2023年8月28日読了時間: 2分


日本刀,諸工作事例(鞘塗)埼玉県I様
製作事例のご紹介です。今回はお客様がご自身で作成された鞘下地を お預かりし,塗の作業をご依頼頂きました。 当店のTOP10に入るお得意様なのですが 主に部材の購入を頂きます。 好きが高じて鞘製作をはじめて現在は研ぎの修行もなさっています。 柄巻きもご自身でなさるそうです。 現在70代中半の方なのですが 開始した時期からすると 物凄い速さで習得なさっています。本業が大工さんなので 木の扱い 道具にも長けていて 鞘を見て鞘師さんが「丁寧に作ってあるね」 と太鼓判を押すくらいの腕前です。 塗は「乾漆黒石目塗」をご希望されました。もともと高価な塗ですが 近年さらに高騰しています。期間もかなり要します。 塗膜が強く滑りが良いのが特徴で 居合道に最適な塗です。 ベースはカシュー(代用漆)を使用していますが最終の艶出しに 本漆を擦り込むので漆の香りがします。それで本漆の石目と勘違いなさる方があります。 塗しろ(金具と木部の段差)がはがき1枚程度つけてありましたが 近年は塗の仕様が少し変わったのでコピー用紙1枚分が適当となりました。 肉を盛るなど修正を追加で行い

店主
2023年8月21日読了時間: 2分


日本刀,レストア修復事例 埼玉県N様
実家解体で発見された日本刀4振の修復 実家を取り壊した際に発見された日本刀4振(短刀1・脇差3)の修復(レストア)をご依頼いただきました。 できる限り同時進行で作業を進めてまいりましたが、このたび最も長い脇差が先に仕上がりましたので、お引き渡しとなりました。 白鞘仕立て・ハバキ修理・研ぎ仕上げ 将来的には拵(こしらえ)の再建もご予定とのことで、今回はお刀の状態確認を兼ね、 白鞘・ハバキ・研ぎの工程を行いました。 ハバキは破棄せず、修復可能なものについては再利用・修理で対応しております。 登録証の取得と納期について 登録証の取得はお客様ご自身で行っていただき、当店では修理・修復のみを担当いたしました。 2月に作業を開始し、初回のお引き渡しは8月。 錆の進行や工程数の多さもあり、やや長い期間を要しました。 水牛角製の目釘座は追加オプションとなりますが、 今回は鞘師さんのご厚意によりサービスで追加加工していただいております(請求なし)。 ハバキ製作と模様について こちらの御刀ではハバキを新規製作いたしました。 素材価格の高騰により、現在は銅・銀ともに価

店主
2023年8月18日読了時間: 2分


中古真剣のご紹介;肥前国忠吉
試斬向け中古真剣のご紹介です 刀(裏銘)肥前國忠吉 刃渡り74cm(2尺4寸4分)反り14mm鞘を払った重さ1095g 元幅31.5 元重6.7 先幅24 先重5mm 拵は新規に製作しました 税込¥385000-(送料別) 新々刀,鎬造庵棟 地鉄板目よく詰む 刀紋中直刃...

店主
2022年9月11日読了時間: 1分


中古真剣のご紹介;濃州住源天秀作
仕立て直した軍刀のご紹介です! 銘;濃州関住源天秀作 刃渡2尺2寸7分 反1.0㎝ 元巾31㎜ 元重6.9㎜ 先幅22㎜ 先重4㎜ 鞘を払った重さ1000g 柄長8寸5分 刀紋;直刃調に小互の目 外装;紺正絹巻 茶色地蝶柄布貼透き漆 税込み¥396000-...

店主
2022年9月11日読了時間: 1分


究極の替え鞘(真剣,模擬刀)
今回は商品紹介です。いわゆる「合わせ鞘」です。替え鞘とも呼びます。 規格品を持ち寄って「合わせる」事から、合わせ鞘となります。 本来はお刀によって反り具合や、反り方がことなりますが 合わせ鞘は「鳥居反り」(または順反り)に対応しています。...

店主
2022年2月8日読了時間: 2分


鬼を滅す
新商品です!! 見覚えのある鍔(鐔)では??・・鬼退治の・・!? 「製作が遅い!!」(大塚ボイス) アニメ(及び原作)作中作画からデザインを興して新規製作。 ロストワックス法と呼ばれる精密鋳造、鉄製で 大変に堅牢です。もちろん居合演舞刀に使用してもOK。...

店主
2020年11月27日読了時間: 1分
![ナイフメイキング 素材 ダマスカス鋼材[1095ハイカーボン鋼+15n20]raindropパターン](https://static.wixstatic.com/media/05905a_bcece8015ad3466898183c061d907843~mv2.jpg/v1/fill/w_333,h_250,fp_0.50_0.50,q_30,blur_30,enc_avif,quality_auto/05905a_bcece8015ad3466898183c061d907843~mv2.webp)
![ナイフメイキング 素材 ダマスカス鋼材[1095ハイカーボン鋼+15n20]raindropパターン](https://static.wixstatic.com/media/05905a_bcece8015ad3466898183c061d907843~mv2.jpg/v1/fill/w_454,h_341,fp_0.50_0.50,q_90,enc_avif,quality_auto/05905a_bcece8015ad3466898183c061d907843~mv2.webp)
ナイフメイキング 素材 ダマスカス鋼材[1095ハイカーボン鋼+15n20]raindropパターン
「ダマスカス鋼」とは正確には 「ダマスカス鋼模様鋼」という事になります。 古来の製法は失われており、 現在の技術で模様を再現したものとなります。 ナイフメイキング用の鋼材をお譲り致します。 伝承にあるダマスカス鋼(ウーツ鋼)の製法は失伝しており古代の謎です。...

店主
2020年9月8日読了時間: 2分


KERSHAW祭り!
イナズマ入荷です!岐阜県関市の「老舗」商社さまにてご商談。 メーカーとしても古い歴史、その中で昭和60年ごろの デッドストックナイフを発見。30点ほど仕入れさせて頂きました。 まだこの倍程度「カーショウ」ブランドのナイフが眠っておりますので...

店主
2020年5月20日読了時間: 1分


ナイフのはなし-Blade Talk 3
随分と間があいてしまいましたが久々のコラムです。 何を書こうかで、ずっと思い悩んでいました。 刃物について・・?はユーザーの皆さんの方が ずっと詳しい筈ですので、わたくしが、こまごま書いてみても 「今更?」となりそうなんですよね。 実際に使っている皆さんが一番詳しい。 そして作っている職人さんも詳しい。 そしてその間を取り持つアキンドは・・双方の フィードバックを踏まえて商品をラインナップするべきであります。 例を挙げますと、当店で扱っているダイビングナイフですが 最初に仕入れたきっかけはお値段でした。いざ市場に出してみると ダイビングナイフは意外と選択肢が少ないんです。 ただし当ナイフはアジアファクトリー製ですのでそこが かなりマイナスイメージです。ですが逆にアジア製品が 世界を席巻している中で「イメージが」と言ってられないのが現状です。 良い物ですので、そこそこ販売は伸びています。そういう商品群を 増やしていけたら良いですね。

店主
2019年5月28日読了時間: 1分


ナイフのはなし-Blade Talk 2
今回はナイフに限ったお話ではないですが、わたくしの随想にお付き合い下さい。 ナイフを含めた「モノの寿命」 ナイフは研げば刃は減っていきますし折れることもあります。 しかし臆せず使いましょう。 減って使い物にならないor折れるor欠ける,修復ができない。 そうなることもあるでしょう。 それはそのナイフ(包丁,刃物,限らずモノ)の天寿なんだと思います。 使わずして朽ちて行ったら錆びて行ったら逆に可哀想。相棒たちは 存分に使っていきましょう。壊れて本望。 次に「モノの縁」縁もあります。見えない力が働いてあなたの元にやってくるんです。 要らないなあ、と思っても持っていて、いつか意外な場面で役に立つパターンもあったり、 使わないから、と人さまに差し上げたらそこで大活躍したり。 「寿命」と「縁」は人も同じですよね。つまり、「モノ」にも「魂」があるんですよ。 活かすもころすも持ち主のあなた次第。 【ひと】と【もの】は流転しています。ご縁を大切にしたいですね。

店主
2019年5月17日読了時間: 1分


ナイフのはなし-Blade Talk 1
わたくしがナイフを初めて手にしたのは高校生時代。 同級生から買いました。ダイビングナイフ。護身に?とでも 思ったのでしょうか若気の至りです。 それを使って荒れて家を傷つけた傷は今も残っています。 ナイフは凶器です。簡単に人をあやめることもできます。 一方、上手に使いこなせれば、無人島でサバイバルもできます。 原始的かつ普遍的なツールであると思います。 黒曜石を割ったナイフと、セラミックナイフも 本質的には変わりありません。物を切る。その為だけに。 この先の時代も刃物が無くなることはないでしょう。

店主
2019年5月2日読了時間: 1分


関市-SEKI Tradition
コラムとして最初に書きたかった関市について少し。 日本列島のほぼ中心中部地方の海なし県、岐阜県。 戦国期は美濃國(濃州)と呼ばれていました。最初に刀造りが始まったのは いまから約700年前-鎌倉時代に「元重」が移り住んで以降です。 良質な焼刃土、松炭、長良川津保川の水、ほかにも鞘材の朴の木、鞘塗りの漆、等 刀鍛冶にとって恵まれた環境に、やがて多くの鍛冶が集う土地となりました。 刀装の職人もあつまり、関は五箇伝に名を連ねます。 関を一気にメジャーに押し上げたのが「関の孫六」(二代目兼元)です。 彼は「四方詰め」と呼ばれる製法を考案し実現しました。特性の異なる 玉鋼を断面から見て4方向に配置し、中央に芯金を入れます。 切れ味鋭い刃金だけで刀を作っても、 柔軟性に欠けるうえそんな鋼材は希少で数が作れません。 いかにコストを抑えて材料も大切にしていたかがうかがえます。 「四方詰め」は大変に難しい技法で現在では限られた刀鍛冶さんが行っています。 わたくしの友人「二代目兼正」氏もその一人です。 当店では刀を扱う予定ではないので刀の話はこのあたりで。...

店主
2019年5月1日読了時間: 1分
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